まず転職に向けては、自分自身と向き合うことから始まります。
ありがちな失敗は、会社選びから始めることです。
転職サイトで企業を見て、「あっ!この企業がいいな」と思って入社したら、入社前に思っていたのと異なっていたから、すぐ辞めた。となりがちです。
日本は転職がまだ根付いておらず、1年未満で転職を繰り返す人は採用が得られにくくなります。
理由は、簡単。採用しても、永く勤める可能性が低く見えるからです。これは会社側から見るとリスクでしかありません。
人生、一念発起して転職するのであれば、事前の準備は大切です。ここでは転職活動開始に当たり事前準備についてまとめました。
目標を明確にする
転職を考える前に、自身の目標やキャリアの方向性を明確にすることが重要です。自分がどのような職種や業界で働きたいのか、どのようなスキルや経験を活かしたいのかを考えましょう。
ここでどれだけ自分と向き合えるか、それで転職が上手くいかないが決まると言っても過言ではありません。
自分のこととなるとわかっているようでわかっていないということが多いです。
面接官の質問の仕方によって、同じことを問われているのに回答が変わってしまっていったり、筋の通らない回答に終始すると、あまり深く考えていないという印象を面接官に与えます。
例えば、志望動機もそうです。
給与アップを狙ったということもあるかもしれませんが、給与アップを狙うというのは会社側としては、何のメリットもない回答となります。
スキルと経験
転職時には、これまでのスキルと経験を活かすことが重要です。自分が持っている価値をアピールするために、これまでの成果や実績を具体的に示しましょう。
スキルや経験が私にはないと思う方も多いです。でもそんなことはありません。
誰しも必ず、スキルや経験を持っています。見方を変えると、自分では気づかないことや当たり前と思っていたことが、スキルだったりするのはよくある話です。
ダニング・クルーガー効果による自己分析
世の中の動きや、今の会社の将来にも考えるようになったがそもそも自分は何も持っていないという人も多いのでしょうか。
それはダニング・クルーガー効果がかかっているからかもしれません。
ダニング・グルーガー効果というのは以下のグラフであらわされています。
ダニング・グルーガー効果は、1999年に米国コーネル大学のダニングとクルーガーによって提唱された理論です。
自信がある人は、知恵・経験のレベルとしてはそれほど高くなく、知れば知るほど、知恵をつければつけるほど自分の無知に気づいていき、そしてさらに知恵・経験を身に付けることでチョットできるというように変わっていきます。
つまり、自分の強みを探すときに、無敵!と思える能力を探すのではなく、チョットできるというのが強みになります。
自己分析で、自分に何もないと思う人は、世界で一番の能力を持っていないと誇れないと思っていないでしょうか。
そんなことはありません。チョットできるということが強みです。こういった見方をすることで自分の強みが見えてきます。
ネットワークを活用
転職活動では、自分のネットワークを活用することが有効です。既存のつながりやSNS、プロフェッショナルなコミュニティなどを通じて、情報や求人情報を収集しましょう。
この人とコミュニケーションをとるというのも、自分のスキルや経験に気づくきっかけになります。
これは転職活動を開始する前から身に付けられる
計画的偶発性理論
計画的偶発性理論は、
『個人のキャリアの 8 割は予想しない偶発的なことによって決定される 』 、その偶然を計画的に設計して自分のキャリアをよいものにしていく、目的意識に固執するのではなく、目の前の出来事に潜むチャンスを掴んでいくことが重要
というものです。
この偶発的な何かを生むためには、人との接点が非常に重要です。人との接点なくして、これらは生まれません。
そのためネットワークの構築は、オンライン・オフラインを問わず大切な要素となります。
ポジティブな姿勢
年齢に関係なく、ポジティブな姿勢は転職活動において重要です。自信を持ち、新たなチャレンジに積極的に取り組むことで、採用担当者に好印象を与えることができます。
職業紹介会社やキャリアコンサルタントを利用
転職活動は大変な作業ですので、必要に応じて職業紹介会社やキャリアコンサルタントを利用することも検討してみてください。彼らは経験豊富で、求人情報やアドバイスを提供してくれます。
JAC Recruitment(ジェイ エイ シー リクルートメント)※マイナビのプロモーションを含みます。
最後までお読みいただきありがとうございました。