こんにちは、ふどまるです。
今回は、私が不動産投資3件目の物件で経験した「シーリングボディの破損」と、その対応についてまとめてみました。
築古の中古物件では、外から見ただけではわからない小さなトラブルが、内覧や入居前のチェック中に見つかることがあります。
そのひとつが、今回ご紹介する「シーリングボディ」まわりの不具合でした。
シーリングボディって何?
まず、「シーリングボディ」とは何かというと、天井についている照明用の取り付け器具のことです。
照明器具を取り付けるとき、このシーリングボディにパチッとはめ込むことで、電気が通り、ライトがつくようになります。
普段はあまり意識しない部品ですが、ここが壊れていると照明がつかないどころか、ショートや火災の原因になることもあるんです。
物件の内覧で気づいた異変
その物件は、築年数が30年以上たっている戸建てでした。
外観や水まわりばかりに気を取られていましたが、ふと玄関を見上げたときに、天井のシーリングボディに違和感を感じました。
よく見ると、プラスチック部分が欠けていました。
これは明らかに正常ではないなと判断しました。

自分で直せない理由
実はこの「シーリングボディの交換」、DIY感覚でできそうに見えますが、電気工事士という国家資格がないと作業できない決まりになっています。
感電や火災のリスクがあるため、電気まわりの作業は法律で厳しく制限されているんですね。
私自身、電気についての知識はほとんどなく、資格ももちろん持っていません。
そのため、自分でどうにかするという選択肢は最初から除外していました。
家電量販店に相談してみた
「でも、どこにお願いしたらいいの?」
そう悩んでいたとき、ふと思いついたのが、地元のヤマダ電機さん。
過去に家電設置でお世話になったこともあり、相談してみると…
「はい、対応できますよ。補修作業で4,400円になります。」
とのこと。
さっそく予約をして、数日後にプロの電気工事士さんが来てくれました。
作業時間は15分ほどであっという間。しっかり新品に交換していただき、無事に点灯確認も終えました。
部品代だけならたった200円?
ちなみに、交換したシーリングボディそのものは、ホームセンター(私が行ったのはカインズ)でも購入できます。
価格は1個200円ほどと、とても安価です。
ですが、ここで注意しなければいけないのが、
- 資格がない人が取り付けると違法
- 万が一の事故時は自己責任
- そもそも感電や火災のリスク
ということ。
安く済ませようとして自分でやってしまうと、大きなトラブルになりかねません。
電気工事士の資格を取る?と考えたけれど…
「じゃあ、自分で資格を取って直せばいいのでは?」
実は、私も少しだけそう思ったことがありました。
というのも、中古物件では電気まわりのトラブルってわりと多いんです。
資格を持っていれば、都度頼まずに自分で直せるし、コストも抑えられます。
でも、現実的にはやっぱりハードルが高くて…。
- 勉強時間の確保が難しい
- 試験の内容が専門的すぎる
- 合格できる保証がない
という理由から、今のところはプロの手に任せるスタイルで進めています。
業者にお願いすることのメリットとデメリット
メリット
- 安全に対応してもらえる
- 作業が早い(15分程度)
- 万が一のトラブルにも対応してもらえる
デメリット
- お金がかかる(1か所あたり約4,400円)
- 業者のスケジュールに合わせる必要がある
とはいえ、不動産投資においては「リスク管理」こそが大切。
小さな費用をケチって大きなトラブルを招くより、プロに任せて安心を手に入れたほうが長い目で見て得策だと感じています。
中古戸建て投資とメンテナンスのリアル
中古物件を購入すると、こういった小さな不具合との出会いが避けられません。
- 照明の不調
- 床のきしみ
- 壁紙の浮き
- ドアの閉まりが悪い
など、住んでみないとわからないような細かな問題も多いです。
でも、ひとつずつ向き合っていけば、「あ、これは前にも経験したな」と落ち着いて対応できるようになります。
これが、築古物件ならではの「学び」だと思っています。
最後に:無理せず、任せるところは任せる
今回のシーリングボディのトラブルは、ほんの小さな出来事かもしれません。
でも、こういった部分にきちんと対応できるかどうかが、入居者さんの安心や物件価値につながってくると私は思います。
すべてを自分でやろうとしないこと。
「任せるところはプロに任せる」という考え方も、不動産投資ではとても大切な視点です。
節約はもちろん大事ですが、命や安全には代えられません。
電気まわりの補修は、やっぱり専門家にお願いするのが一番だなと、改めて実感した出来事でした。