こんにちは。「社長はわたし。主婦が不動産投資はじめました。」のふどまるです。
今回は、不動産を買うときにどんなお金がかかるのかについて、できるだけわかりやすくお話します。
「えっ?物件価格だけじゃないの?」
「チラシに出てた金額を払えば家が買えるんじゃないの?」
そんなふうに思っていた過去の私。でも実際に不動産を買ってみると、表示された価格以外にもしっかりお金が必要なんです。
この記事では、
- 不動産購入にかかる主な費用
- どんなタイミングで支払うのか
- なぜこの費用が必要なのか
など、不動産購入に関するお金の基本を、できるだけ中学生でもわかるように説明していきます。
1. 「物件価格=全部の費用」ではない!
まず最初に伝えたいこと。それは、
チラシやネットに出ている「物件価格」だけでは、家は買えない!
ということです。
たとえば、チラシに「この家、1000万円!」と書いてあったとしても、実際に支払うお金はもっと多くなります。
なぜかというと、「物件価格」以外に、手続きや税金など、さまざまな費用がかかってくるからです。
これを知らずにいると、「お金足りない…!」ということにもなりかねません。
2. 不動産購入時にかかる主な費用
それでは、不動産を買うときにどんな費用がかかるのかを見ていきましょう。
① 不動産会社への「仲介手数料」
不動産を買うとき、多くの人は不動産会社に紹介してもらって購入しますよね。その際にかかるのが「仲介手数料」です。
【金額の目安】
物件価格 × 3% + 6万円(+消費税)
たとえば、1000万円の物件なら、
→ 約39万6,000円(税込) が仲介手数料になります。
これは、物件を紹介してくれたお礼として払うもの。けっこう大きな額なので、見落とさないように注意です。
② 登記にかかるお金(登記費用+司法書士報酬)
物件を買ったら、「これは〇〇さんの持ち物です」と国に証明してもらうための手続きが必要です。それを「登記(とうき)」といいます。
この登記をしてくれるのが「司法書士」さん。専門的な仕事なので、自分ではできません。
【費用の内訳】
- 登録免許税(登記に必要な税金)
- 司法書士への報酬
合計で 10万円〜20万円前後 かかることが多いです。
③ 不動産取得税(半年〜1年後にやってくる)
不動産を買ったあと、少し忘れた頃にやってくるのがこの「不動産取得税」です。
これは、土地や建物を取得した人に対して課される税金で、だいたい購入から半年〜1年後くらいに納付書が届きます。
【金額の目安】
- 固定資産税評価額 × 4%(軽減措置あり)
新築や中古、住宅の種類によって軽減があったりしますが、10万円〜30万円以上かかることもあります。
思わぬタイミングでドンと届くので、心の準備が必要です。
④ 固定資産税(日割り精算)
不動産を持っていると毎年かかるのが「固定資産税」。
購入した年は、売主と買主で日割り計算して分け合うことになります。
たとえば、1月1日時点では前の持ち主のもの。でも、6月にあなたが買ったなら、6月から年末までの分をあなたが払う、という感じです。
【金額の目安】
- 年間の固定資産税を日割りで精算(数千円〜数万円)
不動産を買ったタイミングによって金額は変わります。
⑤ 印紙代(契約書に貼る)
不動産売買契約書には、「印紙」というものを貼る必要があります。
これは「この契約は国に認められたものです」という意味で貼るもので、契約書の金額によって決まっています。
【金額の目安】
- 1000万円〜5000万円の物件:印紙代は 1万円
郵便局で印紙を買い、契約書にペタッと貼ります。地味な作業ですが、これも立派な法律上の手続きです。
3. 合計でどのくらいかかるの?
ここまで紹介した費用を、ざっくりまとめるとこんな感じです。
項目 | 目安の金額(物件価格1000万円の場合) |
---|---|
仲介手数料 | 約39万6,000円 |
登記費用 | 約10万〜20万円 |
不動産取得税 | 約10万〜30万円(評価額による) |
固定資産税(日割り) | 数千円〜数万円 |
印紙代 | 1万円 |
合計:約60万円〜100万円以上 かかるケースが多いです。
つまり、1000万円の物件を買うには、実際には1100万円くらい準備しておいた方が安心ということになります。
4. 「諸費用」も資金計画に入れておこう
不動産を買うとき、「物件価格ばかりに目がいって、他の費用を忘れていた…」という人も多いです。
でも、実際には「仲介手数料」「登記費用」「税金」など、見えない出費がたくさんあるんです。
だからこそ、最初の資金計画を立てるときには、
「物件価格 + 諸費用」= 本当の予算
と考えることが大事!
私はこのことを、1件目の購入時にしっかり学びました。
5. 中古物件だとさらに工事費も必要に…
ちなみに、もし中古物件を買う場合は、リフォーム費用も必要になります。
- 壁紙を張り替える
- 水回りを修理する
- カギやドアを交換する
など、住める状態にするためのお金も忘れてはいけません。
この工事費も10万、20万…とあっという間に増えることもあります。
6. まとめ|不動産購入には“見えないお金”もいっぱい!
最後にもう一度、不動産購入時にかかる主な費用をまとめます。
✅ 物件価格以外にかかるお金
✅ 仲介手数料(約3%+6万円)
✅ 登記費用(10〜20万円)
✅ 不動産取得税(半年〜1年後に請求)
✅ 固定資産税(日割りで精算)
✅ 印紙代(契約書に必要)
✅ 中古物件ならリフォーム費も考慮!
不動産投資は大きなお金が動きます。でも、ちゃんと事前に「どんな費用がかかるか」を知っておけば、慌てずに準備ができます。
この記事が、これから物件を買おうと考えている方の「お金の見通し」に役立てばうれしいです。
それではまた、次の記事でお会いしましょう♪